さてこの章では、これまでに学んできたことが、いよいよ実を結ぶことになりますよ!いやぁ、よくここまで頑張ってきました。あなたは偉い!この調子で一気に進んじゃいましょう~
では作業を発表します!コンテンツ(ショップ内に表示するページの内容)を準備して実際にホームページにアップロードしていきます。
そうです。あなたのショップに命が吹き込まれていく瞬間なのです。一つ一つの作業が一生の思い出になります。あの日、あの時、あの作業...あれが全ての始まりだったな...そんな日が必ず来ますので、楽しみながら行きましょう!準備はいいですか?
では最初のステップです!
まずはショップの基本コンテンツを作っていきます。基本コンテンツとは、ホームページに掲載する商品以外のショップ情報のことです~。
ショップの立ち上げにあたっては、下記の項目を用意すれば十分です。
- ショップ紹介
- ご注文からお届けまでの流れ
- お支払い方法について
- 配送と返品について
- お客様の声
- 利用規約
- お問い合わせ
では、上記の項目を実際に書いていきましょう!
「え~、書くの?何を書いていいか分かんないよう~」と思ったあなた。安心してください。やることは実に簡単です。実際に1つずつ書き方のヒントを見ていきましょう。
「ショップの紹介」は、初めて訪れてくれたお客さんに『私たちはこんなお店で~す!』といったようにショップの特徴などを教えてあげるコンテンツです。
ショップ情報全般に言えることですが、書き方にこれといった決まった形式はないので、ゼロから自分で作るよりも、色々なショップを見てあなたが「いいな~」と思ったものを参考に作っていった方が早いでしょう。難しいことをな~んにも考えないで、とにかく色々なネットショップを調査してみましょう。
例えば、「ショップ紹介」、「ショップについて」、「当店について」といったキーワードで検索すれば、関連するページがたくさん表示されますので、端から見ていってください。いくつも見ていくうちに、どのように書くとお客さんの立場からみて興味がわくのかイメージが掴めてくるはずです。
「いいな!」と思ったページの形式を参考にして、あなた自身の内容を書いていけばあっという間にオリジナルな「ショップ紹介」ページが完成です!最初は深く考えずに、多少は納得いかないところがあっても、とにかく完成させちゃいましょう~。
(この項目に関しては、特に重要なので、後の章で詳しく取り組みます。)
「ご注文からお届けまでの流れ」は、初めて訪れてくれたお客さんに、ご注文から商品がお届けとなるまでの流れをカンタンに説明するコンテンツです。
これも「ショップについて」と同様に、「ご注文からお届けまでの流れ」、「ご注文からお届けまで」、「商品お届けまでの流れ」といったキーワードで検索して、表示されたショップをチェックしていきましょう。
分りやすいページもあれば、分りにくいページもあるはずです。あなたにとって、「お、この書き方は分りやすいな」と思う形式や表現をメモして、あなた自身のページに活かしましょう。
「お支払い方法について」は、あなたのショップではどのような支払い方法を用意しているかを教えてあげるコンテンツです。
「お支払い方法について」、「支払い方法」、「お支払いについて」などのキーワードで検索してみてましょう。そして、分かりやすい書き方をしているサイトを参考にあなたのショップに掲載する文を作ってみてください。
「配送と返品について」は、お届けにあがる運送会社、送料、小包の追跡ページ、発送からお届けまでの日数、返品・交換・キャンセルなどについて教えてあげるコンテンツです。
「商品のお届けについて」、「配送について」、「お届け方法について」、「配送・送料」、「送料について」、「返品・交換・キャンセル」、「返品について」、「キャンセルについて」といったキーワードで検索して、表示されたショップのページをたくさん見比べてください。
「何だかわかりずらいな~」と思うものから、「これは簡潔に書かれていてとても分りやすい!」というものまでとにかく色々なサイトに出会うはずです。
この作業は、お客さんの気持ちになりきって行ってくださいね。とにかく見て見て見まくることがポイントです!そして良いところをメモって、それらを元に作り上げていってください。
「お客様の声」は、あなたのショップを利用したお客さんの喜びの声を表示するページです。
実際にお客様にご利用頂いてからでなければ集めることはできませんが、とても重要なページなので、オープン当初からページの構想を練っておきましょう。
これに関しても、「お客様の声」、「声」、「ご利用者様の声」といったキーワードで検索して、実際のショップに掲載されているページを調査して、「いいな」と思ったところをメモしながら、あなたのページに活かしてください。
「利用規約」は、未成年者の利用についてや、サイトの著作権についてなど、あなたのショップ独自のルールなどがあればここに表示します。
「利用規約」、「通販利用規約」、「ショップ利用規約」、「ご利用について」、「ショップの利用について」といったキーワードで検索すれば、たくさんのページが見つかります。ここでも参考になる点をまとめて、それを元に書いてください~
「お問い合わせ」は、お客さんがあなたのショップに問い合わせをするページです。
「お問い合わせ」、「問い合わせページ」、「お問い合わせはこちら」といったキーワードで、参考になるページを見つけてください。
どんな内容をどんな表現で書くとお客さんの立場から見て、好感が持てるのか。その辺にフォーカスしながら調べてみてください。
以上です。とりあえず書き上げてください。完璧を目指さなくて大丈夫ですよ。パソコンでもノートでも何でも良いので、あなたのショップに掲載した時の絵を創造しながら、文章を書いていってください。気に入らないところは、あとで少しずつ改善していけばいいのです(^^♪
基本的には現存するショップを参考に、良いところを取り入れてオリジナルのコンテンツを書き上げていく作業になります。最初は時間をかけずにとにかく、一気に完成させちゃいましょうね!
他のサイトはあくまでも参考にしてください。誰かのショップをそのまま丸ごとコピーするのはご法度ですよ~。法律的にそれは罰せられる行為ですので、絶対にしては駄目です。
あなたがするのは、他人のショップをお客さんの目で見て、感じて、「この表現、いいな」とか「この内容は親切だな」という部分をメモにとりながら、同じ感覚を自分の言葉で表現することです。
つまりは文面や内容そのものをコピーするのではなく、その裏にあるコンセプトを参考にするのです。
それから、ショップのコンテンツを書く際にあと1つだけアドバイスがありますので、参考にしてください。コンテンツを読むのはお客さんです。
ですから、
お客さんの視点で、
お客さんが求めている内容を
わかりやすく書く!
これを心がけてください。
例えば、「ショップ紹介」のページに、1行目から、「わが社は、業界No.1を目指して躍進しています。」といった文章を表示しているお店を時々目にしますが、あれはあまり良くありません。
あなたも沢山のネットショップを観察することで、きっと気がつくと思いますが、「何か良いな」と思えるショップは、たいていお客さんが知りたい内容を分りやすく書いているサイトです。それらのショップにとって、主人公はお客さんなのです。
お客さんはあなたのショップが業界No.1を目指していることよりも、「あなたのショップで買うと、何が得なのか」、「他店ではなく、あなたのショップで買う理由は何なのか」を知りたがっています。
主人公はお客さん
さらに、「どんな人が運営しているのか?」、「どんなショップなのか?」、「自分が見つけたこのショップって、ひさびさの当たり?!」...そんな気持ちでお客さんは「ショップ紹介」をクリックするのです。
そう考えると、第六章で学んだUSPについて触れるのは勿論、「なぜこのUSPなのか?」という理由、「なぜこのショップを始めたのか?」、「こだわりは何か?」と言ったトップページには書けなかったミッションにかかわる内容も書くと良いでしょう。
主人公はあくまでお客さんです。コンテンツを考えるときには必ず「お客さんはどんな気持ちでこのページを見るのかな?!」、「どんな疑問をもってリンクをクリックするかな?」を考えるようにしてください。
コンテンツを考える時には必ず、「お客さんはどんな気持ちでこのページを見るのかな?!」、「どんな疑問をもってリンクをクリックするかな?」を考えるようにしてください。
それを深く理解し実践することができれば、文章の書き方そのものも変わってくるから不思議です。
例えば、「 配送と返品について」のページには、「お届けから2週間以上経過したご注文の返品、交換は受付できません」といった風に「否定形」で書いてしまいがちです。これはショップの視点で書いてしまうからです。
それがお客さん視点で考える習慣がつくと、「お届け後、もしご不満な点がありましたらお気軽にご連絡下さい。当店ではお届けから2週間の返品交換サービスを設けております」という、お客さんの立場から読んで心地よい文章が書けるようになります。
<「配送と返品について」のページの例> | |
---|---|
× | ○ |
「お届けから2週間以上経過したご注文の返品、交換は受付できません」 | 「お届け後、もしご不満な点がありましたらお気軽にご連絡下さい。当店ではお届けから2週間の返品交換サービスを設けております」 |
「できません」の部分が強調されている | 「サービス」を強調している |
お客さんは注文前から拒絶された気持ちになる | 「ここなら安心!」という気持ちがわく |
「できません」、「駄目です」、「できかねます」という拒絶フレーズは、お客さんの視点で考えれば、「できます」、「OKです」、「受け付けます」という受容フレーズに変えることができます。言っている内容が同じだったら、お客さんはどちらの記載に信頼を感じるでしょうか?
もちろん後者ですよね。