4:市場を決める:「市場に自分の情熱を合わせる?!」

市場を決めるに、まずは自分の情熱を通す前に、市場が何を求めているのかということを、大きな枠で見極める必要があります。そして、市場が何を求めているのかを見極めた上で、はじめて自分の情熱がどのように活かせるか、という風に考えて行くのです。

多くの人はその順番が逆なんですね。「私の情熱はこれだ」って宣言して、市場にこれを買いなさい!って発表するんですが、それじゃ駄目なんです。みんなお金が大事だから。私たちがどんなに情熱を訴えても、そこにお金を払ってくれる人は殆どいないのです。

ですからまず最初に、「今、市場はこれを求めているんだ!」というのを見つけて、市場に自分の情熱をすり合わせていくのです。重要なので繰り返しますね。

自分の情熱に市場を合わせるのではなく、
市場に自分の情熱を合わせるのです。

難しい内容ですので、先ほどの例でもう少し説明します。あなたは犬の洋服作りが大好きです。ですが、世間の人達が犬の洋服に興味が無ければ売れません。この時、あなたは犬の洋服作りを諦めるべきなのでしょうか…

お金を稼ぐということを考えると、多分諦める必要があります。でも、こう考えてみてください。あなたが情熱を感じているのは、「本当に犬の洋服作りなのか?」

もしかしたら、「犬が大好きなだけで、なにも犬の洋服作りという分野に限定しなくてもよいのではないか...?」 

犬と遊んでいる時も、犬のしつけをしている時も、近所の犬好きさんたちと公園で会っている時も、犬の洋服作りと同じくらい楽しんでいるかもしれないですよね。もしそうなら、犬の洋服に限定しなくてもいいわけです。

「犬の洋服」という分野でショップを始めるのではなく、「犬」という大きな分野で考えれば可能性は物凄く広がりますよね。重要なのは、一歩下がって、できるだけ広い範囲で、あなたが情熱を感じる分野と市場の需要とをすり合わせること。

もっと言えば、自分が犬の洋服を作るのが好きな理由は、「本当に犬が好きだから」なのか?もしかしたら、もっと違う理由があるのではないか。

例えば、本当は「洋服を作るのが好きなのでは?」、「デザインするのが好きなのでは?」、「犬の洋服を人にあげた時に、人が喜んでくれるのが好きなのでは?」などなど、そういうことまで深く考えてください。

そうしたら、「実は自分は、犬うんぬんではなくて、洋裁が好きだったんだ!」って言うことになるかもしれません。「別に、猫の洋服でも全然私好きだわ~人間のズボンを作っている時も、犬の洋服を作っている時と同じくらい楽しめちゃう!」ってことになるかもしれないのです。

そうなると、情熱を感じる分野として、犬の洋服に限定する必要なんて全くなくなりますから、物凄く広がりが出てきます。対象とする市場が全然変わってきちゃいます。

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