10:市場を決める-ターゲットを絞り込む

さて、ここまでのお話で、まず何よりも先に、「売れる市場」を見つけることが重要だと説明しました。どんなに素晴らしい商品を発掘しても、欲しがっている人がいなかったら売れないですからね。

ただ、自分では「売れる市場」を発見したと思っていても、実際には「全く売れない市場」ってこともあるので注意が必要です。これはたいてい「ターゲットの絞込みが甘い」ことが原因です。例えば先ほどの犬の例で解説しましょう。

掲示板などで犬好きが集う場所を見つけたとします。覗いてみると、かなり活発にやり取りがあるようです...。この時、もしあなたがこの「犬が好き」をターゲットに商売を始めようと思ったら、失敗する確率は高いです。なぜなら、これだけでは、まだターゲットが絞りきれていないから。

掲示板の活発なやり取りからだけでは、彼らが抱える問題を明確にすることも、その解決策の数を調査することも、非常に困難なのです。

ここで必要なのが、「ターゲットを絞り込む」という作業です。具体的な方法をご紹介しましょう。まず、下記の文を完成させてみてください。

私のターゲットは、【 ①分野 】を【 ②行動 】人です。

(例1)
私のターゲットは....
【 ①ブランド品のバッグ 】を【 ②探している 】人です。

(例2)
私のターゲットは...
【 ①メタルギター 】を【 ②習いたいと思っている 】人です。

(例3)
私のターゲットは...
【 ①ビジネス英語 】を【 ②短期間で習得したいと思っている 】人です。

(例4)
私のターゲットは...
【 ①正統派メタルCD 】を【 ②探している 】人です。

(例5)
私のターゲットは...
【 ①中国の民族衣装 】を【 ②探している 】人です。

(例6)
私のターゲットは...
【 ①ナバホ族のシルバーアクセサリー 】を【 ②探している 】人です。

(例7)
私のターゲットは...
【 ①スキー用品 】を【 ②探している 】人です。

などなど。ビジネスはターゲットとなるお客さんが明確になればなるほど、そのターゲットが抱えている問題も明確にしやすくなります。

※これは駄目! → 私のターゲットは、【 ①ギター 】が【 ②好きな 】人です。②には必ず[行動]する言葉をあてはめてください。

そして、ターゲットが抱えている問題が明確になればなるほど、更に、ターゲットを絞り込むことも可能になります。何度も言いますが、商売の基本は、「お客さんの【問題】を解決して、お金を貰う」ことなので、あらかじめターゲットと彼らの問題が明確にできれば、成功する確率も高くなるのです。

商売の基本は、「お客さんの【問題】を解決して、お金を貰う」こと

私の場合を例にお話すると、まず「メタルTシャツが好きな人」をターゲットに、メタルTシャツショップを始めました。

ただ、これだとターゲットが絞りきれていないので、彼らがどんな問題を抱えているのか全く分かりませんでした。ですから、ただ単に商品を仕入れてインターネットショップに画像をアップするだけで、まったく売れませんでした。

次に、ターゲットを絞り込むために、少し市場調査をしてみることにしました。市場調査と言っても、ここでは、自分の周りにいる友達に話しを聞いたり、インターネットで掲示板を見たりするだけの軽い作業です。

調査の結果分かったのが、①日本では手に入りにくい、あるバンドのTシャツを入手したがっている人が多いこと、②コンサートで買いそびれた来日Tシャツを入手したがっている人が結構いたことの2つ。これを上で紹介した式に当てはめてみると、

私のターゲットは、
【 ①手に入れにくい海外のメタルTシャツ 】を
【 ②探している 】人です。

となりました。あなたも「もうこれ以上絞り込めない!」というくらいに、ターゲットを明確化してみてください。

それでは、あなたのターゲットを考えてみましょう。

私のターゲットは...

【           】を【             】人です。

私のターゲットは...
【 ①分野 】を【 ②行動 】人です。

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